行く年(仲冬)
一年の終わりの感慨深い雰囲気が感じられますね♪
「年末」や「年の瀬」というと、なにやらあわただしい感じがしますが、「行く年」というと、一年間のする事を終えて新年を待っている様子や過ぎ行く年を惜しむ気持ちが感じられます♪
「年」という言葉に、「行く」「去ぬ」というような擬人化の動詞を加えていることから、人に近い感慨を持たせてくれるのでしょう。
今年は花鳥風月を立ち上げ、沢山の方にご覧になっていただけました♪
来年は、よりコンテンツを充実させて、もっと沢山の方々に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います♪(^-^)
来年もどうぞよろしくお願いいたします♪
行年や 芥(あくた)流るゝ さくら川 蕪村
冬桜(晩冬)
桜といえば春ですが、桜は種類が多く冬に咲く種もあります。
冬に咲く桜は、春のそれに比べて花も小ぶりで少なく気自体も小さいですが、それが健気に思われ愛でられてきました。
東京:高尾には桜の保存林があり、冬桜を見ることができます。
小さな花が一生懸命に咲いている様は、ほんとうに健気だなあと思います♪
皆さんは冬桜をご覧になったことがありますか?(^-^)
なかなか良いものですよ♪(^-^)
山里や 雪にかしこき 臼の音 蕪村
雪(晩冬)
「雪月花」の言葉からもわかるように、雪は日本の美の代表といわれています。
そのせいもあってか、雪にはその形状や積もり方から様々な名前がついています。
「雪まくり」や「雪輪」「雪紐」などの自然の力による様々な形はとても美しいですね♪(^-^)
東京:高尾でも先日雪が降りました♪
短い時間ではありましたが、久しぶりに見る雪に心が躍りました♪(^-^)
皆さんは雪は好きでしょうか?
私はあんまり寒いのは苦手ですが、でも雪は好きですね♪(^-^)
冬の生まれというのもあるのでしょうか?(^^)
ひとつ枝に 飛花落葉(ひからくよう)や 冬ざくら 蕪村
霜柱(三冬)
地中の水分が地表に出てきて、寒さで柱状に凍ったものをいいます。
小さいものでは数ミリという高さですが、大きなものになると10センチ以上になるものもあるそうです。
庭石や家の土台が霜柱で持ち上げられる事もあり、なかなか侮れません。
東京の高尾でも最近霜柱が見られるようになりました。
朝方、家の陰などになっている暗い地面で、白い霜柱が目に付きます。
昔は学校に通うときなどによく踏み壊しながら歩いたものです。
ざくざくという感触が心地よかった記憶があります。
都心の方では土が露出している部分が減り、見かける機械も少なくなったかもしれませんね。
ちょっと残念です…。
梅龕(ばいがん)の 墓に花無し 霜柱 正岡子規
冬籠(ふゆごもり)(三冬)
冬になって寒さが厳しくなってくると、ちょっと出かけるのが億劫になってきます。
かつては、人間も自然の動植物と同じように、冬になれば家にこもって暖めあったり、雪で出歩けなくなるなどの理由で言葉のとおり「こもる」事が良くあったそうです。
今は、暖房設備の普及や除雪が行き届くようになった事から、暖かい服装さえすれば外へも頻繁に出歩くようになりました。
その意味するところは変わってきているように思いますが、それでもやはり冬は家にこもってぬくぬくと温まっているのが好きという方は多いでしょう。
私もその一人ですけれど♪
"炬燵でみかん"は冬の醍醐味?でしょうか(^-^)
かつての冬ごもりというのは、こんな楽しいものでは無かったのかもしれませんけれど。
折々に 伊吹をみては 冬ごもり 芭蕉
年忘(としわすれ)(仲冬)
今でいう忘年会の事です。
一年の苦労を忘れるという意味で、家族や友人・知人と集まって宴会をするというものでしたが、今では職場単位のものが多いようです。
室町時代の中ごろの文献には、すでに「年忘」という言葉があるそうです。
皆さんの職場ではもう忘年会はありましたか?
忘年会の話が出ると、もう年末なんだなぁと改めて実感しますね。(^^;)
来年は今年よりも良い年でありますように。。
晦日(つごもり)の こよひや酔いて 年忘れ 徳元
大根引(初冬)
大根の収穫の事で、「だいこ引」ともいいます。
大根は土に埋まっていますが、葉をつかんで引き抜いて収穫する事から大根引といわれます。
また、大根は四季栽培されますが味が最も良い冬が季節とされています。
先日、ご近所の方から引きたての大根と白菜を頂きました。
みっちりと実が詰まっていて、とても美味しかったです♪
大根はこれからの季節、おでんなどでも大活躍ですね♪(^-^)
大根引き 大根で道を 教へけり 一茶
年の暮(仲冬)
一年の終わりの十二月も終わりに近づく頃をいいます。
お正月の飾り物や食べ物など、年末年始で必要なものが売られ始めます。
この時期になると、デパートやスーパーは歳末大売出しなどで賑わいますね♪
企業でも個人でも年末は忙しくなりあわただしくなりますが、どこか活気を感じます。
今(12月11日)の時期はまだ年の暮という感じは薄いですが、これから日が経つにつれて忙しくなっていくのでしょうね♪(^-^)
分別の 底にたゝきけり 年の昏(くれ) 芭蕉
古暦(仲冬)
皆さんはもう新しい暦(カレンダー)は用意されましたでしょうか?
新しい暦が来ると、今使っている暦が古びて見えてきます。
来年への期待感から、年の暮れに向けて役目を終えようとしているものが古く見えてくるというもので、古暦はその象徴といえますね。
最近は新しい暦が発売される時期が早く、10月の終わりには店頭に並び始めます。
逆にこの時期になると、大方売れてしまって品揃えが乏しくなる事もありますね。
あまり早くに暦を買っても、年の暮の雰囲気が味わえないように思うのは私だけでしょうか。(^^;)
古暦 流れ留りて 紙屋河 蕪村
冬木立(三冬)
冬木立は、木の葉が落ちて寒々とした木々が立ち並んでいる様を言います。
「寒林」のように広々とした雰囲気ではなくかといって「冬木」や「寒木」のように一本〜数本の木を指すものでもありません。
道沿いに並んでいたり、一所にかたまっている木々の枝の隙間から、空が透けて見えるような木立の群れを言うそうです。
街路樹の葉が落ちた様子も冬木立といって良いでしょうか。
もうちょっと寒々しい感じがしますね。
東京:高尾には沢山の木々がありますので、この言葉も当てはまるでしょう。
紅葉も7割方散り、寒々しい木々が立ち並びはじめました。
葉の落ちた木々を見ると、冬になったのだと実感させられますね♪
斧入れて 香におどろくや 冬木立 蕪村
鴨(三冬)
十月頃から冬にかけて、寒い地方から渡ってくる鴨は、海に住む種類と、淡水に住む種類に大別されるようです。
真鴨、尾長鴨、葦鴨、鈴鴨、頬白鴨など多くの種類があり、海や川、湖、沼などで群れて越冬します。
うちの近くには川が流れており、今は鴨が群れています。
10〜20羽くらいなのですが、寒い中水の上に浮いている様子などをみるとほのぼのとしてしまいます。
たまに川の流れに逆らえず流されている鴨も見かけるんですよ♪(^-^)
海暮れて 鴨の声ほのかに白し 芭蕉
凩(こがらし)(初冬)
枯れた木の葉を吹き散らすように吹く強い風の事です。
その年によって早く吹いたり遅く吹いたりするため、秋の季語か冬の季語かで決めかねていたようです。
今日では「凩」は冬の季語として定着しています♪
今は、昼間はそれなりに暖かいですが、これからはもっともっと寒くなってきますね。
そうするといよいよ凩を感じるようになるでしょう。
今はまだゆるやかな風が多いように感じますが、風景の彩度が落ちて寒々しい雰囲気をもち始めるのももうすぐですね♪
凩の 果はありけり 海の音 言水
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