○季語の部屋○

睦月に紹介した季語です♪
 
睦月の季語

嫁が君(よめがきみ)【正月の季語】
正月三が日の間に限り、ネズミを呼ぶ時の祝い言葉。
新年には祝う心で、忌み言葉として使わないものがあり、呼び名を変えて使っていました。
例えば、雨や雪を「御降(おさがり)」、寝るを「稲積む」としていました。
ネズミは、日常生活でもっとも身近な存在として、嫌われてもいたし、親しい動物でもあったのは、様々な民話にも表れています。大黒さまの使いとされ、正月にもてなす習慣がありました。

 餅花や かざしにさせる 嫁が君   松尾芭蕉


若餅(わかもち)【正月の季語】
この季語は正月のお餅の総称として考えられることが多いのですが、厳密には年が明けてから搗くお餅のこと。
お供えのお餅や三が日に食べる餅は、前の年に搗いたもの。
静岡県阿部川流域や新潟県北蒲原郡では、13日に搗いた餅を歳徳神に備え、これを若餅と呼んでいます。
他の地方では、10日、14日、20日に若餅を搗きます。

 若餅や 草津の里の 姥が軒   正岡子規


玉子酒【三冬】
日本酒に卵黄と砂糖を加えて暖めたもので、冬場は風邪薬として飲まれます。
作り方は、一合の清酒に砂糖を大さじ三杯加えて煮立てます。
お酒が沸いて、アルコールが十分に揮発したときを見計らって、マッチで火をつけてアルコールを飛ばしきります。
最後に卵黄を加えてよく混ぜて煮詰まらないうちに飲みます。
体がぽかぽかと温まってとても心地よいそうなのですが、実は私は飲んだ事がありません(^^;)
お正月に頂いた日本酒があるので、今度試してみようかと思います♪(^-^)
風邪のときや寝酒としても良いそうですよ♪
飲んだ事のない方も、前述のレシピを試してみてはいかがでしょうか?
感想などありましたら、BBSまでどうぞ♪(^-^)

 いざ一杯 まだきににゆる 玉子酒  蕪村


蒲団(ふとん)【三冬】
中に綿や鳥の羽毛などを詰めた、袋状の寝具ですね。
皆さんも使っているでしょう(^-^)
敷布団と掛け布団が基本的に対になっていて、季節に合わせて毛布やタオルケットなどで調整します。
古くは、掛け布団を「衾(ふすま)」、敷布団を「褥(しとね)」と呼びました。
日脚は延びて来ましたが、まだまだ寒いですね♪
朝は暖かい蒲団から出るのが辛いという方も多いでしょう。もちろん私もその一人です♪(^^;)
皆さんは朝すぐに起きられますか?それともなかなか蒲団から出られないですか?
 (^-^)

 嵐雪と ふとん引合ふ 侘寝(わびね)哉  蕪村


氷柱(つらら)【晩冬】
氷点下の際、軒先などから水滴が垂れる時に凍りつき、それが長く垂れ下がったものをいいます。
私の実家の方で出来る氷柱は、朝になると解け初めて落下してしまうくらいのものでしたが、北国の寒さの厳しい地方ではこれが溶けずに軒と地面が巨大な氷柱で繋がってしまうこともあるそうです。
場所によっては滝などが凍りつき、何本もの巨大な氷柱が簾のように垂れ下がるところもあります。
「つらら」という言葉は「つらつら」が詰められたものという事で、古くは氷などの表面がつるつるしていて光沢のあるものを指していたそうです。
昔は良く氷柱を取って遊びました。(食べた事もよくあります(^^;))
皆さんは氷柱で遊んだ事はありますか?(^-^)

 井のもとの 草葉に重き 氷柱哉  鬼貫


寒の内(晩冬)
小寒(一月五日頃)の寒の入りから立春前日の寒明け(二月三日頃の節分の日)までの、約三十日間を指します。
三十日間は、前半と後半で小寒と大寒に分かれており、特に大寒になってからの寒さは一年のうちで最も厳しくなります。
ですが、私たち日本人は昔からこの寒さを生活の中で生かしてきました。
寒気を利用した「寒造り」や「寒晒(かんざらし)」「氷餅」、寒の内に行う事でより効果が上がるといわれている「寒灸」、他にも「寒稽古」や「寒泳」「寒垢離」「寒参」など様々なものがあります。
ただ寒さが過ぎ行くのを待つだけでなく、それらと上手に付き合ってきている事が分かりますね♪
皆さんは寒いのは好きですか?(^-^)
私は好きだけど苦手です♪(^^;)
ますます寒くなりますが、風邪など引かれませんようご自愛くださいませ♪

 干鮭(からざけ)も 空也の痩も 寒の中  芭蕉


雪見(晩冬)
日本では古くから「雪月花」といって月や花とともに雪が美の代表として来ました。
花見や月見と同じように雪見もあるのですが、実は雪見が行われるようになったのは江戸時代からでした。
江戸は豪雪というほどには雪は降らなかったので、風情もよく楽しめたのでしょう。
沢山の雪見の名所といわれる場所が江戸にはあり、それらは広重や北斎の作品でも残っています。
一面に白くかすむ雪は、見慣れている景色をも新鮮に感じさせてくれます。
私は正月に実家に帰ったのですが、20cm程つもる雪になりました。
久しぶりの雪景色を堪能でき、なかなか良い時間を過ごすことが出来ました♪

 いざさらば 雪見にころぶ 所迄  芭蕉


水仙(晩冬)
水仙は、長くやわらかに伸びた厚めの葉の中心に、まっすぐな茎があります。
その茎の先に、白い六枚の花冠に囲まれた盃のような黄色い副花冠が横向きに咲きます。
その花の形から「金盞」「銀台」とも呼ばれ、花は年末から早春にかけて咲きよい香りがします。
以前私の実家の庭には水仙が咲いていました。
冬の終わりには、その白と黄色の花が咲き誇っていました♪
日本で水仙が群生しているところは、淡路島や越前岬、伊豆の爪木崎などが知られています♪
機会がありましたら、一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか?(^-^)

 水仙や 白き障子の とも移り  芭蕉


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