鶯(ウグイス) 【三春の季語】
日本の代表的な春の鳥です。体色がうぐいす色、暗緑褐色ですね。梅に鶯と云えば花札ですが、日本の春の代表選手ふたつの組み合わせとして、「梅に鶯」非常に縁起のいい言葉とされてきました。
梅の咲く頃にホーホケキョと春の訪れを告げてくれる鳥です。
鶯や 餅に糞する 縁の先 松尾芭蕉
鶯に 終日遠し 畑の人 与謝蕪村
雲雀(ひばり) 【三春の季語】
雲雀は、日本全国でウグイスと並んで親しまれてる、代表的な春の鳥です。雲雀には面白い習性があって、草むらや畑に営巣して子供を育てる時に、必ず巣から離れた処まで行ってから飛び立ち、戻るときも同様に巣の近くに降りないので、巣を見つけるのが難しいです。面白い本能ですね♪
囀りがとっても美しく、風情に富んでいます(^^)
雲雀より 空にやすらふ 峠哉 松尾芭蕉
熊谷も 夕日まばゆき 雲雀哉 与謝蕪村
帰雁(きがん) 【仲春の季語】
冬鳥である雁は、10月頃寒地から来て、春にまた北方に帰ります。
古くから詩歌に多く詠まれ、「雁の別れ」「名残の雁」等、渡り鳥としては興趣を呼ぶものです(^^)
雲とへだつ 友かや雁の 生き別れ 松尾芭蕉
かしましや 江戸見た雁の 帰り様 小林一茶
燕 【晩春の季語】
燕は世界に80種いて、日本にはその中の5種類が来ています。
燕は、春になると南方から日本に飛来して全国の家やビルに営巣して子を育て、秋にはまた南方に帰る渡り鳥です。
最近は、ビルで営巣する方が多いのでしょうかね(^^;)
盃に 泥な落しそ むら燕 松尾芭蕉
春雷 【三春の季語】
雷そのものは夏に発生しやすいので、夏の季語なのですが、知っての通り一年中起こるものです。
立春過ぎてから発生する雷を春雷と呼びます。
「春雷=しゅんらい」と詠む場合と「春の雷=はるのらい」と詠む場合があり、この語感でかなりニュアンスが違うように思いませんか。
春雷にはきびきびとした弾けるような動きが、春の雷にはやわらかくやさしい響きがあります。
初雷の 二つばかりで 止みにけり 正岡子規
淡雪 【三春の季語】
春になって気温が高くなってから降る雪は、すぐに溶けてしまいます。
沫雪、泡雪とも書きます。
淡雪が春の季語となったのは江戸初期からで、それまでは冬の季語でした。
淡雪や 野なら藪なら 道者達 小林一茶
春雨 【三春の季語】
春に降る雨は、静かにしっとりとした風情を漂わせます。
激しい雨なら春嵐、春の長い雨ならば菜種梅雨ですね。
東春雨や 檜は霜に 焦げながら 芥川龍之介
春雨や 蜂の巣つたふ 屋ねの漏り 松尾芭蕉
穴蔵の 中で物いふ 春の雨 小林一茶
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